簡潔編

あっさりと残りを綴る、可能な限り簡潔に。もとい「続きを読む」記法はないのだろうか、無駄に長いと鬱陶しそうだ。かといって改善しないのがアレだが。

0400「転生」

なにやら外が騒がしい。徐々に覚醒しつつある思考はその音源が雀荘(テント)から漏れている物だとその音質から判断する。即ちグレ吉の嘆きである。時計を確認すると最後にそれを見たときから3時間しか経っていないことが判った。眠りの周期がちょうど良かったのだろうか、寝覚めは非常に良いし昨日の頭痛は解消している。周りではほとんどの者が眠りに就いている。彼らを起こさぬよう慎重にまた越し依然騒がしいテントへ足を運ぶ。


そこは異世界だった。

0430「賭博破戒録」

結論から言うとこいつら徹マンしてました。
暗がりの中各自携帯のライトや懐中電灯を頼りに牌を確認し、切ってゆく。傍から見ても異様なこの光景だが、その内容もまた混沌としていたらしい。聞くところによると殆どの局で南場まで行かずに誰かがハコるらしい。詳しいところは麻雀の知識が乏しいため理解できなかったが、そういうことなのだろう。
状況を見るとグレ吉の点数が残りわずか、追い討ちを掛けるように他の面子が和了り(どういう和了り方だったかは覚えていない)残る点数は100点となった。しかし諦めないこの男、百点棒を握り締め(てはいないが)次の勝負に賭けツモる・・・





日が昇る頃、また一人ハコった。

0500「今更な感動」

雀荘を出た私は3時間の休息ではさすがに寝たりないだろうと判断し再び横になることにした。しかしそこでふと考えた。




あ、生きてた。




あぁよかった。無事目が覚めていたではないか。
おやすみなさい。

0800「Breakfast」

徹マン組が寝てしまう頃、いい加減に空腹が無視できない領域へ達したので食事の準備をすることにする。もとい起きている者が少ないのでスローペースな進行なのだが。昨日肉を大量に余らせてしまったため再び火を起こすことにする。朝から薪を割るのは空腹も手伝ってかなりの重労働に感じられる。
日が昇りきってしばらく経った頃に焚き火の準備が整い──実のところ時間が掛かりすぎて既に下火だったのだが──ちょっと重い朝食が始まった。何せ内容が焼肉である、どうしても食べきれない余りが生じてしまう、本当にもったいない。

1100「SUIKA Hazard」

今日の最後のイベントといって良い西瓜割りを行うことに。梱包用エアパッキンを拝借しそこに西瓜を設置することで割ったとでも美味しくいただける仕様にした。
ルールは単純。木刀を持ち目隠しをした状態で10回その場で旋回、その後周囲の指示を頼りに西瓜を木刀で割るのである。
一人目──
西瓜には命中、しかし皮の一部を削ぐのみであった。
二人目──
上手いこと木刀がめり込むも、一部が分離するのみにとどまった。割った人は破片を一足お先にいただけます。
三人目──
おそらく致命傷と思われるダメージを西瓜に与える。おそらく次の一振りで大破するだろう。
四人目──
はて、四人目までやっただろうか。もしかすると三人目の時点で西瓜は割れたかもしれない。順番を良く覚えていない。よって割愛、とにかく割れた。

そして赤い果汁を滴らせ無残にもその内容物を露出した西瓜に複数の人間が群がる・・・。男達は素手で赤い果肉を引きちぎり、無造作に喰らいつく。中には刃物でそぎ落とす者までいた。
数分後、そこにはもう「西瓜」と呼ばれていたものは存在していなかった・・・。

ちなみに皮は肥料として再利用されるかもしれません。

1230「まったり」

片付けを終え荷物を車に積み込み、出発の準備は概ね整った。最後に一同そろい感想のようなものを言い合ったりしたようなことを記憶している。
最後に挨拶を済ませ、今年の夏合宿は一応の終了を迎える






はずもなかった。

1500「勇者なら歌え」

我々──とはいっても5人程度だが──は下曽根のカラオケ店前にて会していた。この4時間程度、何をしていたかと言うとただただ歌っていた。それだけなのでどうにもならない。

1900「祭りの後に」

飽きてきたのでカラオケ店を後にし、二度目の解散を迎える。この日記は日記であるがゆえに(以下略)なので、ここから視点はけちゃっぷさんの車の中へ移る。他のことは関知しない。

2000「後の祭り」

小腹が空いてきたこともあり、私たちは食事を摂ることにする。場所はもちろんJoyfull。その道中のこと。道路が何故か通行止めになっている。その次の瞬間、一定のリズムを刻みながら次第に大きくなってくる音がある。祭囃子。




山車が目の前を通り過ぎてゆく・・・何だこれは。

2030「物語りの余韻」

そこで私、けちゃっぷ、新入生一人で食事を取りつつしばし駄弁る。様々な思い出が我々の周囲を取り巻くわけでもなく、ただただ笑い話をしていた。


以上が私、Hir-0の視点によるこの2日間の記憶である。残念ながら落ちはない。